大本山總持寺開山太祖瑩山紹瑾禅師700回大遠忌 中国地区管区予修法要開催報告
秋晴れの神在月、10月26日(木)、大本山總持寺開山太祖瑩山紹瑾禅師700回大遠忌中国管区予修法要並びに令和5年度曹洞宗宗門護持会中国管区集会が、島根県出雲市の出雲市民会館において厳修された。当日は、中国5県6宗務所から500名を超える参加者があった。
午前10時、緞帳が上がり、服部秀世宗務総長が挨拶し予修法要が始まった。導師を務められる羽仁素道大本山永平寺副貫首が上殿され、法要が厳かな雰囲気の中、執り行われた。檀信徒の方々が出班焼香に触れる機会は少ないと思われるので、法要の進行に合わせて簡略な解説を行った。法要後、羽仁副貫首より御垂示を賜り、導師退堂後、渡辺啓司大本山總持寺監院・大遠忌総監より挨拶があり予修法要は閉会となった。
昼休憩中には、中国管区教化センター配信法話「今日のこころ 私のこころ」を会場に流して聞いていただいた。
午後1時、記念講演として京都清水寺の森清範貫主に「こころの姿」と題した講演をいただいた。清水寺の観音さまと瑩山禅師は深いご縁があり、清水寺境内には「曹洞宗太祖瑩山禅師と清水の観音さまとの深いえにしを報恩顕彰する碑」が建立されている。講演は楽しく和やかに会場のこころが一つになった時間であったと感じた。
講演後、午後2時30分、令和5年度宗門護持会中国管区集会が開催された。最初に中国管区長でもある岩田泰成島根県第2宗務所長が導師をつとめ開会式が執り行われた。その後、宗門護持会役員、及び、来賓の方々が紹介され、柴田正晴曹洞宗宗門護持会会長、岩田管区長、服部秀世宗務総長の挨拶と続いた。挨拶の後、宗門護持会宣言を足達修島根県第2宗務所護持会長が緊張の中、行った。引き続き、岩田管区長が座長となり意見発表が行われ、閉会式となった。最後に松原道一総務部長の閉会挨拶があり午前中から続いたすべての日程が終了した。
予修法要・管区集会と貴重な仏縁にめぐり合い、諸準備や打ち合わせを重ねてきた。多くの皆さまのお力添えで無事に円成できましたことに感謝申し上げ、報告とする。