第57回曹洞宗青少年書道展表彰式 開催報告

2023.09.01

7月27日、曹洞宗檀信徒会館3階 桜の間で第57回曹洞宗青少年書道展の表彰式が行われました。今年のテーマは「つながりに生きる」。昨年の応募数よりも約1,600点多い7,648点の作品が寄せられ、その中から500点が特別賞を、15団体が団体功労賞を受賞されました。

     表彰状の授与(深川典雄教化部長)

今回の表彰式は曹洞宗管長賞、大本山永平寺貫首賞、大本山總持寺貫首賞、読売新聞社賞、日本テレビ賞の各賞受賞者を対象に開催しました。

当日は多くの受賞者が来場され、子どもたちは展示会場で自分の作品を探し出し、その前で記念撮影をしたり、他の受賞作品を眺めたりする姿が見受けられました。

13時30分に開会となり、はじめに主催者を代表して深川典雄教化部長が、「本日は、素晴らしい作品に囲まれて、表彰式を開催することができました。特別賞に選ばれた皆さんの努力を讃えて、心より祝福を申し上げます。しかし、本日表彰式に出席できましたのは、みなさんの努力はもちろんですが、書道塾の先生の指導、仲間の励ましなど、多くの人の支えがあったからです。そのことを思い、感謝の気持ちをもって、後ほど表彰状を受け取ってください」と、挨拶を述べられました。

つづいて、審査員の方々が紹介されたのち、表彰式に先立ち「禅に親しむ時間」として曹洞宗総合研究センター常任研究員の宇野全智先生による坐禅指導とお話がありました。

           展示会場

坐禅の仕方や、椅子に座ったままでも坐禅はできることなどの説明がされた後、参加者全員で「いす坐禅」を体験しました。体験時間は短いものでしたが、みな真剣な面持ちで取り組んでいました。

その後、表彰式となり、はじめに薄田東仙審査委員長より総評をいただきました。「昨年に比べ多くの応募があり、コロナ渦以前に比べましても増加という嬉しい知らせでありました。しかし、みなさんにとってはそれだけ受賞が難しくなったということです。それでもコロナ渦以前よりも素晴らしい作品が多かったことに審査員一同喜んでおります。小さな賞かもしれませんが、この賞で人生が少しでもプラスに向かってくれたらと願っております」と述べられました。

表彰式では、教化部長より表彰状が授与され、各審査員より、記念品が贈られました。登壇した子どもたちは、興奮した面持ちであったり、緊張した面持ちであったり、それぞれの思いで登壇して、賞状を受け取ると、客席に深々と一礼し、降壇しました。

    受賞作品の選評(薄田東仙審査委員長)

式に引き続き審査員より、受賞作品1点、1点すべてに選評をいただきました。実際に審査をされたから直接選評いただけるという貴重な体験に、受賞した子どもたちは熱心に聞き入っていました。

特別賞を受賞された500名の作品すべてを掲載させていただきます。皆さんの力作を是非ご覧ください。

 

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