第56回曹洞宗青少年書道展表彰式 開催報告

2022.09.09
    開会の挨拶(浅川信隆教化部長)

令和4年8月1日、曹洞宗檀信徒会館3階 桜の間で第56回曹洞宗青少年書道展の表彰式が3年ぶりに開催されました。

今年度の課題は「身体と心」。昨年より150点以上多い5,952点の作品が寄せられ、その中から500点が特別賞に、15団体が団体功労賞に受賞されました。

今回は新型コロナウイルス感染症の感染者増加に鑑み、対象者を曹洞宗管長賞、大本山永平寺貫首賞、大本山總持寺貫首賞、読売新聞社賞、日本テレビ賞の各賞受賞者と関係者に限定し、開催しました。

当日は、気温が35度を超える猛暑のなか、多くの方が来場され、展示会場では自分の受賞作品を前に記念撮影をしたり、他の受賞作品を眺めたりする姿が見受けられました。

主催者を代表して浅川信隆教化部長から、「応募された作品は全て力作ぞろいでした。日ごろ先生の指導を熱心に受けて稽古した結果というだけでなく、みなさんが一心に書道に打ち込めるよう、日々見守ってくださった保護者の皆さま、書道塾の先生や仲間の励ましなど、多くの支えがあったからということを忘れずに感謝の気持ちをもって表彰状を受け取ってください。」と挨拶を述べられました。

         表彰状の授与

その後、表彰式に先立ち「禅に親しむ時間」として曹洞宗総合研究センター常任研究員の宇野全智先生による坐禅指導とお話がありました。

坐禅の仕方、椅子に座ったままでも坐禅はできることなどの説明後、参加者全員で「いす坐禅」を体験しました。体験時間は短いものでしたが、みな真剣な面持ちで取り組まれていました。

その後、表彰式となり、はじめに薄田東仙審査委員長より今回の作品全体を通じた総評をいただきました。

審査委員長からは、「5,952点のなかからの選り抜かれた作品が特別賞であるが、今回受賞を逃してしまった作品にも秀作がいっぱいあった。受賞された方もこの受賞に驕ることなく努力を続けてほしい。」と総評を述べられました。

     受賞作品の選評(薄田東仙審査委員長)

表彰式では、教化部長より表彰状が授与され、審査委員長より、記念品が贈られました。受賞された方がたは、嬉しそうな顔、緊張した顔、誇らしげな顔、それぞれの思いのこもった表情で壇上に上がり表彰を受けられている様子がとても印象的でした。

今回は併せて審査委員長より、受賞作品1点、1点すべてに選評をいただきました。実際に審査をされた方から選評を聞けるという貴重な体験に受賞された方がたは熱心に聞き入っていました。

今年度も外部会場での展示会は中止とさせていただきますが、次年度には更に盛会な会になるよう祈念しております。

今年度も中止になりました展示会の代わりとして、特別賞を受賞された500名の作品すべてを掲載させていただきます。皆さんの力作を是非ご覧ください。

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