梅花流創立70周年記念表彰式が挙行されました
5月17日(火)、曹洞宗檀信徒会館3階桜の間において、梅花流創立70周年記念表彰式が執り行われました。本表彰式は、本来であれば記念大会開催に併せて挙行されるものですが、コロナ禍中という事情に鑑み70周年記念大会が実施されなかったため、表彰式のみ規模を縮小して挙行されたものです。また、式典の様子はYouTubeでライブ配信されました。
式典には、伝道部推挙・宗務所推挙・宗務庁推挙の受賞者代表、特別功労賞受賞者、感謝状受賞者の計15人の方がたが招かれました。
司会による開会の挨拶ののち、近藤章正特派師範がお誓いを挙唱し、曹洞宗管長・大本山總持寺貫首の石附周行禅師によるおことばの映像が流されました。その後、詠讃師の長塩寿秀特派師範、野口謙治特派師範が「慶祝御和讃』を奉詠し、表彰式に入りました。
表彰式では、受賞者一人一人に対し、岩井秀弘伝道部長より表彰状が手渡されました。また、詠讃歌「まごころに生きる」や「澄みわたる空」を提供してくださった南こうせつさんに感謝状が贈呈されました。南さんは、挨拶の中で「(大分のお寺の)父と母が喜んでいる姿が思い浮かびました」「いま大事なことは、人と人が交流することです。そのときに大事なのは、みんながお寺に行ける環境だと思います」と、喜びと仏教界へのエールを述べられました。続いて、特派師範の方がたにより、「梅花流創立記念奉讃御和讃」が奉詠されました。
その後、清興が行われました。今回お招きしたのは、バリトン歌手の平林龍さん、ソプラノ歌手の北野里沙さん、ピアノ伴奏の栗原麻樹さん。平林さんには、梅花流の新たな試みである梅花流二部合唱の編曲とピアノ伴奏編曲を担当いただいており、今回の清興が、編曲者ご本人による初のお披露目となりました。新たに編曲された御詠歌・御和讃は新鮮かつ厳かな響きで、プロ歌手のお二人による素晴らしい歌声もあり、会場からは驚きの声と賞賛の拍手が送られました。
「御詠歌に新しい風を感じていただき、長く歌い継いでいただければ」と平林さんがコメントされたように、梅花流二部合唱には梅花流の新たな盛り上がりを担うことが期待されます。
清興が終わって、長塩師範により「坐禅御詠歌(浄心)」が独詠されたのち、岩井伝道部長より閉会の辞が述べられるとともに、令和5年5月24日、東京都江東区の東京ガーデンシアターで、実に4年ぶりに梅花全国奉詠大会が開催されることが発表され、表彰式は終了しました。
なお、表彰式の様子はアーカイブ配信されております。是非ご覧ください。