「狭山事件の再審を求める市民集会」参加報告
2018.12.03
宗務庁より
10月31日「狭山事件の再審を求める市民集会『つぎつぎと無実の新証拠!有罪判決の誤りは明らか!再審開始を!』」が東京都千代田区日比谷野外音楽堂において開催され、曹洞宗宗務庁より15人が参加しました。「同宗連」を含む宗教団体、労働組合、部落解放同盟や部落解放中央共闘会議等の運動団体、全国各地の狭山事件を考える住民の会など総勢約3千人が会場を埋め尽くし、一日も早い再審開始を求めました。石川一雄さんが不当逮捕されて本年5月23日で55年、そして東京高等裁判所の寺尾正二裁判長による無期懲役判決(狭山差別裁判)から、ちょうどこの10月31日で44年を迎えます。
当日は集会開会に先立ち、12時25分よりシンガーソングライターのこむろゆい氏と、ドラマーの河野俊二氏による、ウクレレとパーカッションが奏でる歌のプレイベントが催されました。
13時より市民集会が開会し、石川一雄さん、早智子さん夫妻のアピールをはじめ、市民の会など支援者による再審アピール、弁護団報告、基調提案等が行われ、再審アピールには、冤罪事件の当事者で、台湾で無罪を勝ち取った元死刑囚の徐自強(ス・ズチャン)氏も加わり、連帯へのメッセージを伝えました。
その後14時30分からは、石川さんを先頭に多くの参加者が日比谷野外音楽堂から常盤橋公園前までデモ行進を行い、見えない手錠を一日も早くはずすべく「狭山事件」の再審開始を広く市民に訴えました。