梅花流講習会が真言宗智山派総本山智積院で開催されました
2017.02.08
宗務庁より
1月24日~25日、京都市の真言宗智山派総本山智積院を会場に平成28年度第13回梅花流宗務庁主催講習会が開催されました。
梅花流詠讃歌は今年創立65周年を迎えますが、最初期には真言宗智山派の密厳流の御詠歌を伝承曲として受け継いでいます。例えば梅花流の「紫雲」は密厳流の「木揚」という曲に梅花流の歌詞をつけたものです。
今回は、その思いを受け、梅花流の原点である真言宗智山派の総本山での開催となりました。
参加者募集開始から多数のお申し込みをいただき定員を早々に超える状況となり、講習会への期待の高さがうかがえました。講師に久峩章稔、佐藤俊晃、齋藤弘顕、牧野義眞の各師範を迎え、参加した129名の受講者は懇切にご指導いただきました。
初日、開講式で智山派小峰誠昌教化部教宣課長にご挨拶をいただいき、続いて全体講習は「密厳流のお唱え【密厳(梅花)・木揚(紫雲)・修行(菩提)】」と題し密厳流遍照講・川上秀忍事務局長にご講義を、密厳流遍照講員さまにはお唱えを実演いただいきました。
2日目の朝には、金堂での朝課、引き続き明王殿での護摩祈祷を受け、最後の全体講習では佐藤俊晃師範が密厳流と梅花流の歴史などについて語られました。
あいにく雪のちらつく厳しい寒さの中での講習会でしたが、たいへん内容の充実したものとなりました。
運営にお力添えを賜った真言宗智山派総本山智積院を始め関係各位に御礼申し上げ、報告とさせていただきます。
(伝道部詠道課)