【シャンティ国際ボランティア会(SVA)ニュース】
ラオス水害被災者支援
2024年のラオスは、7月のモンスーンや9月の台風11号の影響により各地で洪水が発生し、甚大な被害を受けました。SVAが事務所を構えるルアンパバーン県でもメコン川の水位の上昇により、川沿いの地域や村で立ち入り規制がかかるほどの被害がありました。
SVAでは、被害の大きかった671世帯、4299人に食料と生活必需品の配布を行った。物資を受け取った方からは「洪水の被害を受けた後、これからどうやって生きていくのか想像がつかず、絶望の淵に立たされた。日本の皆さんからの支援でとても安心した」「誰も私たちを助けてくれないと思っていた。傷ついた私たちの心を救ってくれてありがとう」と感謝の声をいただきました。
いまだに家屋が修復できずにいる人や、落ち着かない生活を強いられている人がいる中で、SVAは引き続き被災された方々に寄り添った支援に取り組んでいきます。
東京都練馬区で外国人支援を実施
SVAでは、2021年より東京都豊島区で外国人支援を行っており、これまでに40回以上のフードパントリーと相談会を開催し、延べ1400人以上の外国人の方から、在留資格や仕事、子育てなどの困りごと、悩みごとの相談を受けてきました。2024年3月からは、広い地域にさまざまな国籍の方々が暮らす練馬区でも同様の外国人支援を開始し、初回の相談会には18ヵ国の方々が来場されました。
1月30日に開催した相談会では「生活が苦しく、食料をもらえてとても助かった」「練馬はいいところ。地域で相談することができてよかった」という声を聞くことができました。SVAでは今後も、豊島区と練馬区で暮らす外国人が安心して生活することができるよう、支援を続けていきます。
シャンティ国際ボランティア会
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