禅と食 ~台所の坐禅とは~(2023/9/10)
これまで3回に渡って「禅と食 ~「精進」について深掘りする~」を開催いたしました。いずれも、おかげさまで大盛況に終わりました。
これまでは、食事をいただく心構えについて学んでまいりましたが、今回は、「食事を作る側の心構え」を皆さんとともに学びを深めていきたいと思います。
禅寺の精進料理は、無理な我慢を強いるものではありません。限られた食材や分量の中で、いかに心身共に深く満足できるかを心がけて調えます。そしてまた、食材の命を大切にして無駄を出さない姿勢は、環境問題や食糧問題にも深くつながっています。
もし皆さんが、“自分の日々の食事は本当にこれで良いのかな”と疑問や不満をお持ちなのだとしたら、まさに今こそが、精進料理の食に対する姿勢や工夫に学び、食事に対する向き合い方をよく考え、見直す絶好の機会になるでしょう。
- 1、イベント内容
- 禅僧と一緒に、禅における食事を作る側の心構えを学び、参加者みんなで一斉に食事をとります。
いす坐禅、写経、行茶(修行道場のおやつとお茶)も行います。
- 2、これが身につく!(学びの要点)
- 「精進料理」と聞くと、ただ単に肉や魚を使わない料理の事だと思っていませんか?
精進とは、
日常の何気ない生活を、自分のココロと身体を調える修行にしていくということ。
食材の種類に限らず、感謝して丁寧に頂くこと。
貪らず摂りすぎず、適量を心がけること。
食べ物を粗末に無駄にしないこと。
そうした心構えの中にこそ、「精進」の本質があります。
禅の思想で「食」を観ることで、普段の生活が変わります!
- 3、会場
- 東京グランドホテル 5階 研修道場(東京都港区芝2−5−2 アクセス)※1
- 4、日程
- 2023年9月10日(日)
10:30~11:45 禅における食事を作る心構えについて(禅僧による講演を聞いていただきます)
11:45~12:00 休憩、会場では精進料理を配膳します
12:00~13:00 食事、会場では再進(おかわり)があります
13:00~13:30 いす坐禅
13:30~14:00 写経(典座教訓の一節を写経します)
14:00~14:30 行茶(おやつとお茶タイム)
- 5、講師
- 曹洞宗総合研究センター 宇野全智師(山形県 地福寺 副住職)
- 6、食事内容
- 精進料理(ご飯、お味噌汁、お漬物、おかず1品)※2
行茶(ゴマを使ったおやつ、お茶)
- 7、参加対象者
- 小学生以上
- 8、参加費用
- 会場参加者:5,500円 定員70名
- 9、申込方法
HIS申込みフォームより
申込みフォームにご入力いただいた後、3営業日以内に請求情報が記載されたメールをお送りいたします。
先着70名となります。→定員に達したため募集を締め切りました
- 10、主催
- 曹洞宗宗務庁(担当:人事部文書課広報係)
- 11、共催
- 株式会社エイチ・アイ・エス
- 12、お問い合わせ先
- 曹洞宗宗務庁人事部文書課広報係 E-Mail:koho@sotozen.jp
※1 感染拡大防止措置を行った上で実施いたします。
※2 食物アレルギーのある方は、お申し込み時のフォームの備考欄にご記入ください。