曹洞宗婦人会だより~ミニ・きゃら~平成29年3月
「きゃら基金」について
曹洞宗婦人会には、「きゃら基金」という募金・支援活動があります。この基金は、曹洞宗婦人会発足5年目の昭和56年11月に制定されました。
昭和55年、インドシナ難民急増に対して「曹洞宗東南アジア難民救済会議(現シャンティ国際ボランティア会)」が発足され、このとき、婦人会では会費より募金を協力させていただきました。
このことが発端となり、「国内外の災害や援助を必要としている団体などへ、支援をするための基金づくりが重要になる」ということから「きゃら基金」が制定され、募金活動が始まりました。この名称は、機関誌「きゃら」にちなみ名付けられました。
以来毎年、寺院婦人会、宗務所婦人会、各管区総会・研修会、中央研修会等で多くの浄財が寄せられております。
この募金の使途を明確にするため、「きゃら基金規程」を制定し、支出目的を定めております。具体的には、義援金を寄附する、生活必需品等を購入して寄贈する、あるいはボランティアを派遣する際や視察調査の経費を助成するなどです。
近年の例では、日本各地に頻発する台風災害・集中豪雨災害に対する援助、激甚災害に指定された災害に対する支援、東日本大震災・熊本地震被災地への継続支援、および歳末たすけあい運動としての募金等が挙げられます。
「東京都共同募金会会長」表彰授与
この度、歳末たすけあい共同募金運動への協力が、改めて評価いただきま
した。共同募金会さまより「今度、共同募金会への貴台の多大なるご協力に対する感謝の印として、本会会長表彰状を贈呈させていただきたい」とのご連絡を頂戴しました。
昨年12月16日、東京都庁を会場に行われた「第65回東京都社会福祉大会」で、本部役員が皆さまに代わり表彰状をいただいてまいりました。表彰状には、「共同募金運動に深い理解を示され地域福祉の進展に多大な貢献をされました」と書かれてありました。会員の皆さまの長年に亘るご協力に深く感謝申し上げ、これからもご協力の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成29年3月
事務局 東京都港区芝2―5―2
曹洞宗宗務庁内
TEL・FAX 03―3454―6454