曹洞宗婦人会だより~ミニ・きゃら~令和5年5月
婦人会は多くの皆さまの入会をお願いしております。今月は新たに入会された寺院婦人会さまを紹介させていただきます。
曹洞宗婦人会に登録いたしました
大昭寺は、北海道オホーツク海に面する小さな町に所在します。常日頃より様々なことでお檀家さんのお手伝いをいただき百数十年の歴史を重ねてきました。その中でも法要の度に典座の仕事を担ってくれますご婦人方のお手伝いは、寺族にとりましては大きな大きな支えとなっています。ですが長い間ことさら婦人会というものを組織することはありませんでした。
そんな折、6年前に当教区が婦人会北海道管区評議員のお役の当番になりました。婦人会は未知のことで不安があり思案しておりましたが、住職のすすめもあり、お役を仰せつかることになりました。当時は新型コロナウイルスが広がる前でしたので制限されることなく多くの活動に参加させていただきました。
管区では、総会・研修会を始め婦人会諸先輩が長年ボランティア活動として続けてこられた奥尻島グリーンプランで、墓参二七回忌法要にも同行させていただき、全国の集まりでは総会・研修会に加え、四五周年事業で大本山永平寺さまへ参拝もいたしました。
婦人会が行っているボランティア、SDGs、発展途上国への支援など様々な活動の経験、そして何より人としてどう生きるか、お釈迦さまの教えを学ぶ機会をいただいたことなど、改めて曹洞宗婦人会が行っていることの意義深さを知りました。また、全国の婦人会の方々との出会いや、尊い学びは大変ありがたく貴重なことでした。
振り返りますと、檀信徒のご婦人方には常に支えていただき情報交換はしてきましたが、共に学ぶという場面はありませんでした。評議員の経験をして、ただただ檀信徒のご婦人たちと一緒に学びたいと感じました。
小さな町のお寺事情は、過疎化・高齢化・参詣者減少など、いずれも深刻で改善策は容易に見つかりません。ですから一層、今日のお檀家さんとのつながりを大切にして、婦人会の方々と共に学んでいきたいと思います。
大昭寺婦人会
事務局 東京都港区芝2-5-2
曹洞宗宗務庁内
TEL・FAX 03-3454-6454