曹洞宗婦人会だより~ミニ・きゃら~令和2年4月
昨年発生しました台風15・19号の被害に遭われた地域の宗務所婦人会が支援活動を行いました。その活動を紹介いたします。
台風の被災地に心を寄せて
曹洞宗長野県第一宗務所婦人会
会長 藤本ゆう子
昨年の台風15・19号で被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。また、曹洞宗婦人会の皆さまには被災地の一つである私どもに対して多くのご支援をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。
多くの地域に被害をもたらした台風19号。長野県内にも甚大な水害が東信・北信地区を中心に発生しました。被害の大きさを聞くたびに「何かできることは?」と気が焦る日々でした。
11月に入ってから宗務所婦人会として傾聴と炊き出しのボランティアを始めました。テレビでも頻繁に報道された長野市穂保地区。目の前の光景に言葉を失い、心の痛みと悲しみを感じました。しかし、それ以上に「何かしなければ」という強い思いが私たちをボランティア活動に奮い立たせました。
被災地の復興に向かっての道のりはこの先も長く、時間がかかります。被災地に寄り添い、宗務所婦人会として手助けができることを今後も模索しながら活動を続けていきたいと思います。
シンポジウム ―災害支援のこれから―に参加
日時 2020年2月4日(火)
会場 曹洞宗檀信徒会館三階「桜の間」
演題 「災害時における寺院の役割」
講師 大阪大学人間科学研究科 稲場圭信教授
パネルトーク 「災害被災者支援の成果と課題」
パネリスト 宮入真道師(長野県第一宗務所)/本土悠悟師(四国地区曹洞宗青年会)/渡邉珠人師( シャンティ国際ボランティア会)
災害時において、曹洞宗・全国曹洞宗青年会・曹洞宗婦人会・シャンティ国際ボランティア会の四者連携は、お互いの経験を共有、学習することにより支援の実効性を大きくするものと考えます。今回の研修会はそのためにも意見交換の場として、また、よい学習の場となりました。
事務局 東京都港区芝2-5-2
曹洞宗宗務庁内
TEL・FAX 03-3454-6454