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梅花流ことはじめバックナンバー

2021.12.03

梅花流ことはじめ【その12】尼僧師範の活躍

埼玉県の密厳流みつごんりゅう師範のもとへご詠歌修得のために派遣された尼僧三人(野村秀明のむらしゅうみょう師・熊倉実参くまくらじっさん師・笹川亮宣ささがわりょうせん師)の内の一人、笹川師が当時のことを記した文章があります。...

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2021.11.08

梅花流ことはじめ【その11】尼僧たちの動向

静岡県・洞慶院とうけいいんにおいて斯道会しどうかいによるご詠歌の研修が始まり、曹洞宗教団でもご詠歌講の創設を模索し始めていた頃、宗門ではもう一つの動きが生まれていました。それは尼僧たちによるご詠歌研修の活動だったのです。...

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2021.10.01

梅花流ことはじめ【その10】永平高祖道元禅師御和讃

「永平高祖道元禅師御和讃」という御和讃をご存じでしょうか。現在の梅花流詠讃曲「高祖承陽大師じょうようだいし道元禅師誕生御和讃」などとは違うものです。じつはこの御和讃は梅花流が始まる2年前の1950年の暮れにできました。 ...

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2021.09.10

梅花流ことはじめ【その9】斯道会のご詠歌研修

丹羽仏庵にわぶつあん師が呼びかけた斯道会による御詠歌の研修とはどのようなものだったのでしょう。丹羽廉芳れんぽう禅師著『梅花開』、安田博道やすだはくどう師著『歌声に仏まします』等によると、洞慶院とうけいいんに集まった丹羽師...

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2021.08.05

梅花流ことはじめ【その8】丹羽仏庵師の働きかけ

永平寺監院かんにんであった丹羽仏庵師が、その職を終え自坊・静岡県洞慶院とうけいいんに帰り、曹洞宗ご詠歌講の設置に関わるようになるいきさつを、仏庵師の弟子である丹羽廉芳れんぽう禅師が次のように述べています。 昭和27年には...

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2021.07.06

梅花流ことはじめ【その7】梅花禅

梅花流発足の5年前、1947年に「梅花禅」と題する文章が禅宗系の月刊誌『大乗禅』3月号に発表されました。執筆者は時の永平寺貫首かんしゅ・熊澤泰禅禅師です。 蘭菊竹の三に梅を加へて四君子と称揚している。(中略)梅は是れ曲直...

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2021.06.02

梅花流ことはじめ【その6】正法日本建設運動から「お誓い」へ

 梅花流の「お誓い」は次のとおりです。 私達は梅花流詠讃歌を通して、正しい信仰に生きます。 私達は梅花流詠讃歌を通して、仲よい生活くらしをいたします。 私達は梅花流詠讃歌を通して、明るい世の中をつくります。 この3ヵ条は...

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2021.05.10

梅花流ことはじめ【その5】新日本建設の方針から正法日本建設運動へ

第2次世界大戦後の曹洞宗教団の音楽的方面に関する活動を見てみましょう。 戦後仏教教団の布教教化方針、その原点の一つと言えるのが、第二次世界大戦終結の翌1946年1月1日に発せられた「新日本建設ニ関スル詔書」でした。これは...

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2021.04.02

梅花流ことはじめ【その4】戦後曹洞宗教団の音楽布教

第2次世界大戦後の曹洞宗教団の音楽的方面に関する活動を見てみましょう。 終戦の翌1946年、曹洞宗社会部は民衆教化施策の一つとして「ヘイワ・オンド」(後、平和音頭と表記)を発表します。作詞は山野三郎やまのさぶろう(サトウ...

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2021.03.03

梅花流ことはじめ【その3】音楽活動と仏教

第二次大戦後、さまざまな流派のご詠歌講が活発になってきたことをお話しました。次には〈ご詠歌〉という小さな世界から、もう少し視野を広げてみましょう。 昨年、NHKの連続テレビ小説で、昭和前半に活躍したある音楽家の半生をとり...

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2021.02.02

梅花流ことはじめ【その2】戦後のご詠歌事情

1952年に始まる曹洞宗の梅花流は、他の流派のご詠歌講にくらべると後発だったことを前回お話しいたしました。各流派の成立年を見ると、1911〜1936年までに真言宗系諸流や臨済宗系花園はなぞの流が発足し、その後は1945年...

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2021.01.14

梅花流ことはじめ【その1】後発だった梅花流

みなさん、こんにちは。今回から梅花流についてお話ししてまいります。「梅花流」をご存じですか? そのうちに詳しい定義もご紹介していきますが、まずは最初ですからざっくりと、「梅花流とは、曹洞宗のご詠歌の流派の名前です」として...

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