野菜皮の浅漬
作る修行~台所の坐禅~
材料
・胡瓜の皮 適量
・茄子の皮 適量
・人参の皮 適量
・大根の皮、葉(茎) 適量
・しょうがの皮 適量
・塩 具材の重量の3%
作り方
①ピーラーでむいた胡瓜、茄子、人参、大根の皮を揃えて適当な長さに切ります。
大根や蕪の葉の茎も適当な長さに切り、太い部分は縦に半分または1/4に切ります。
しょうがの皮はよく洗ってからむき、ザクザク切ります。
②ビニール袋に具材を入れ、塩を加えて軽く混ぜ、袋の口を縛って30~60分ほどおきます。
その間、10分おきくらいに袋をもんで塩をなじませてあげます。
―メモ―
胡瓜をサラダに使う際などに、見栄え良く、また食感を柔らかくするためにまだら状に皮をピーラーで剥いてから輪切りにすることがありますね。茄子も油で揚げる前に油の通りをよくするためにそうします。大根や人参などは使う前に皮を剥く料理が多いでしょう。そうした皮を無駄にせず、漬物にして使い切ります。
切り方によって仕上がりが変わります。堅いものはなるべく細かく刻むと良いのですが、あまり小さすぎると漬物らしく仕上がらないので、その場合は細長く切るなどしてある程度の大きさとかみ応えを残すのが良いでしょう。
今回は生姜の皮を加えましたが、なくてもかまいません。無理に揃えるのではなく、その日に使った野菜の皮を利用することが大事です。
どんな具材でも良く洗ってから皮をむきます。
浅漬の基本は具材の重量の3%の塩を加えることです。目分量だとうまくいかず、しょっぱくなりすぎたりつからなくなってしまいます。今回は具材が60gだったのでその3%で2gの塩を加えました。捨ててしまいがちな皮などの量は毎回どのくらい余るか不定なので、きちんと計って塩気を決めます。塩はできれば精製塩でなくあら塩を使うと味が深くなります。